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借入コスト低下で4期連続増益の過去最高に  福岡リート投資法人    昨夏来街増の反動で8期ぶり減収


 地域特化型リートの福岡リート投資法人(福岡市博多区住吉1丁目、松雪恵津男執行役員)の2016年2月期決算は、売上高にあたる営業収益が前期比0・9%減の83億4300万円、経常利益は同0・3%増の26億7000万円で過去最高となった。減収は8期ぶり、増益は4期連続。
 昨年に新規取得した「ロジシティみなと香椎」や「マリノアシティ福岡」(一部)の通期稼働が売上げを押し上げたものの、同年6月から8月にかけて韓国でマーズが発生したことを受けた中国からのクルーズ船客の福岡への来街増の反動を受けた格好となった。一方、借り入れコストは低下し、増益に寄与した。
 営業利益は同0・8%減の31億4100万円。当期純利益は同0・3%増の26億6900万円。所有する27物件の稼働率(期中加重平均)はオフィスビル稼働率の伸長もあり99・6%と高い水準を維持。1口あたりの分配金も予想より74円多い3574円となった。