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信託型従業員持株インセンティブ・プランを導入 FCホールディングス


信託期間は22年8月1日まで

交通・都市など調査・計画・設計コンサルタントを手掛ける㈱福山コンサルタント(福岡市博多区博多駅東3丁目、福島宏治社長)の持ち株会社、㈱FCホールディングス(同)は7月18日、「信託型従業員持株インセンティブ・プラン」を導入した。

従業員に対する自社の中長期的な企業価値向上へのインセンティブ付与、福利厚生の拡充、株主としての資本参加による従業員の勤労意欲高揚を通じた、自社の恒常的な発展を促す目的。同社グループの社員持株会に加入するすべての従業員を対象としている。受託者は野村信託銀行で、信託期間は7月18日から2022年8月1日まで。

同社が信託銀行に「FCホールディングスグループ社員持株会専用信託」(以下、従持信託)を設定し、従持信託は、今後5年間にわたり持株会が取得すると見込まれる規模の株式を、借入金を原資として同社からの第三者割当によってあらかじめ取得する。その後は、従持信託から持株会に対して継続的に株式の売却が行われるとともに、信託終了時点で従持信託内に株式売却益相当額が累積した場合には、株式売却益相当額が残余財産として受益者適格要件を満たす者に分配される。同社は、従持信託が株式を取得するための借入に対し保証をしているため、株価の下落により従持信託内に株式売却損相当額が累積し、信託終了時点において従持信託内に株式売却損相当の借入金残債がある場合は、保証契約に基づき、同社が残債を弁済する。プランの導入に伴い、現在保有する自己株式60万2989株(6月30日現在)のうち10万300株(9600万円相当)を従持信託へ一括して処分する。

2017年8月1日発行