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信託ウェルスマネジメント室を新設 西日本シティ銀行
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信託業務に本格参入
西日本フィナンシャルホールディングス(FH)傘下の㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は10月1日、プライベートバンキング部に「信託ウェルスマネジメント室」を新設する。
同行は8月、金融機関の信託業務の兼営等に関する法律第3条に基づき、信託業務の種類および方法の変更に関する認可を取得しており、信託業務への本格参入に伴い、専門部署を新設したもの。室長にはプライベートバンキング部の栗明裕一主任調査役が就き、室員は室長含め8人。同室内には、信託営業・運用・管理部門をそれぞれ担う「推進統括グループ」「運用グループ」「業務管理グループ」を設置した。今後、「贈る」「備える」「残す」「分ける」といった顧客の相続ニーズへの対応を強化する。
同行の信託業務は、これまで不動産の管理・運営を担う土地信託業務に限られていたが、認可取得に伴い、遺言信託や遺産整理などの相続関連サービスを取り扱うことが可能となった。高齢化に伴いニーズが高まる遺言信託などを自前で行うことで顧客ニーズの多様化に応えるとともに収益の多様化も図る狙い。
2019年10月1日発行