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保険適用のPCR検査、市と医師会で一括契約 福岡市医師会
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契約数200以上に拡大へ
福岡市医師会(福岡市早良区百道浜、平田泰彦会長)は9月10日、これまで福岡市が医療機関と個別に契約してきた保険適用によるPCR検査について、医師会が一括して契約を締結したことを発表した。
福岡市はこれまで、約60の医療機関と個別に契約する形でPCR検査を実施してきたが、人口規模に比した対応可能な医療機関の数、報告の取りまとめなどに課題があった。今後は医師会が一括で会員への検査対応への呼びかけや感染報告の取りまとめなどを担当することで、契約医療機関数の拡大、病院個別の事務手続き簡素化などを進める方針。民間による契約医療機関は200以上にまで拡大する見通しという。契約医療機関では、医師が必要と判断すれば、検体の採取などが可能になる。 福岡市のPCR検査能力は3月時点で1日約160件だったが、行政による検査設備の拡充、民間の協力医療機関の拡充などで1日約1400件までに拡充された。平田会長は「クリニックや診療所でも医師の判断でそのまま検体の採取が可能となり、感染者の見逃しや放置が大幅に抑えられるようになる」と話している。
2020年9月23日発行