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保守メンテナンス業の関連会社を吸収   ゼオライト   事業一体化で業務効率高める


 水処理プラント設計・施工のゼオライト株式会社(福岡市博多区那珂五丁目、河村勝美社長)は八月一日付で、関連会社でプラントの保守・メンテナンス部門を担当する株式会社アクアゼオライト(同所、同社長)の吸収合併を計画している。
 事業に一体性を持たせ業務効率化とスムーズな顧客対応を目指すもので、合わせて近年伸びているプラントのメンテナンス業務が今後主力事業になることも見据え、本体部門に統合し企業体力アップを図る。
 合併初年度となる来期の売上高は十六億円を見込んでおり、河村社長は 「プラントの設計・施工から保守、メンテナンスまで一貫性をもたせることで、顧客からの信頼度をさらに向上させたい」と話している。

環境マネジメントISO14001を取得

 また同社は六月一日、環境マネジメントの国際規格ISO14001の認証を取得した。
 企業活動、製品、サービスの環境負荷低減を継続的に改善するシステム構築を図り、環境保全に対する社会的信頼度の向上を図るもので、すでに取得した品質管理の「ISO9001」に続く国際規格取得となった。
同社ではプラントに使用するフィルターをはじめとする部品分類の徹底、および電気代、紙の節約といった環境マネジメント(EMS)を具体的に実践。河村社長は「不適合が一つも無く素晴らしい結果となった。水づくりを事業としているだけに、これからも環境問題に取り組む企業として徹底的に環境リスク低減に努めたい」と話している。
  同社は一九七〇年九月設立、資本金は五千万円、従業員数は三十人。二〇〇二年九月に、グループ三部門(水処理プラントの設計・施工事業部門、プラント保守点検部門、わかみず販売事業部門)で、品質マネジメントシステム「ISO9001」認証を取得した。
 河村社長は四三年十月六日生まれの六十一歳、広島県出身、広島県立 瀬戸田高校卒、趣味は生花、自然散策、絵画観賞。〇四年八月二十六日付で専務から昇格している。

2005.6.21 発行 週刊経済より