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使用済乾電池リサイクル事業スタート  ジェイ・リライツ   初年度1,600万円目指す


 使用済蛍光管リサイクル事業を展開する九州電力グループの株式会社ジェイ・リライツ(北九州市若松区響町1丁目、櫻井文夫社長)は、12月6日から使用済乾電池リサイクル事業をスタートした。
 これは、九州や中・四国の各自治体からの使用済乾電池リサイクル需要の高まりから、今年10月に同リサイクルサービスを新事業として着手。12月から本格稼動に踏み切ったもの。使用済乾電池リサイクル施設は本社工場内に設置。同施設の述床面積は60平方メートル。投資額は5,000万円。自治体・企業から回収された乾電池を選別、破砕、磁力選別、振動ふるいの工程を経て、鉄類、亜鉛・マンガン混合物に分類。分類後は金属加工業者や精錬・製鋼会社に供給する。取扱品目はマンガン乾電池、アルカリ乾電池で、年間最大1,500t(1日8時間稼動)の処理が可能という。初年度年間売上目標は1,600万円で、2011年度までに年間売上高1億円を目指している。06年度末までに福岡・大分を中心とした九州の8つの自治体と契約を予定している。
 櫻井社長は「07年度からは、営業エリアである中・四国などを含め営業を展開していきたい」と話している。

 エコアクション21を取得

 また同社は、9月11日付で環境マネジメントシステムの登録制度「エコアクション21」の認証を取得した。
 これは、使用済蛍光管・使用済乾電池リサイクル事業を手がける同社が、環境に対する企業責任の明確化を目的に取得したもの。今後は運用期間の08年9月11日まで二酸化炭素排出量、廃棄物排出量の削減など全社員で取り組んでいく。
 同社は、2000年5月設立。2001年10月創業。資本金5,000万円。従業員数は8人。
 櫻井社長は、宮崎県都城市出身。1951年10月7日生まれの55歳。佐賀大学理工学部卒。趣味はトレッキング。