NEWS

佐賀県唐津市の大型風力発電所が稼働 九電みらいエナジー


週刊経済2021年11月16日発行

年間発電電力量は約5200万kWh

九州電力㈱の100%子会社で、再生可能エネルギー発電事業、小売電気事業を展開する九電みらいエナジー㈱(福岡市中央区薬院3丁目、水町豊社長)は11月2日、佐賀県唐津市に建設を進めていた初の自社開発となる大型陸上風力発電所の営業運転を始めた。
名称は「唐津・鎮西ウィンドファーム」。場所は同市の鳩川、湊町、屋形石、鎮西町八床地区で、地元から賃借する敷地約2・8haに、全高133・5m、ブレード径108m、発電出力3400kWの風車を8基設置。年間の発電電力量は、一般家庭約1万7千世帯分の年間消費電力に相当する約5200万kWhで、CO排出抑制効果は年間約1万9千tという。また、運転開始後、売電収入の一部を地元に配分する。