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佐賀県唐津市に自社初の大型風力発電所  九電みらいエナジー


来年10月運開予定

九州電力㈱の100%子会社で、再生可能エネルギー発電事業、小売電気事業を展開する九電みらいエナジー㈱(福岡市中央区渡辺通2丁目、水町豊社長)は8月28日、初の自社開発となる大型陸上風力発電所の建設を佐賀県唐津市で始めた。運転開始は来年10月を予定している。
名称は「唐津・鎮西ウィンドファーム」。場所は同市の鳩川、湊町、屋形石、鎮西町八床地区で、地元から賃借する敷地約2・8haに、全高133・5m、ブレード径108m、発電出力3400kWの風車を8基設置する。年間の発電電力量は、一般家庭約1万8千世帯分の年間消費電力に相当する約5200万kWhで、CO2排出抑制効果は年間約1万8千tという。また、運転開始後、売電収入の一部を地元に配分する。
同社は2014年7月設立、資本金は30億455万円、従業員数は192人(20年8月1日現在)、地熱・風力・バイオマス・水力・太陽光の再生可能エネルギー発電事業と関東・関西エリアで小売電気事業を展開しており、20年3月期の売上高は491億2千万円。

2020年10月6日発行