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佐賀工場敷地内に美容成分製造の新工場  三省製薬


総事業費4億円

化粧品成分開発メーカーの三省製薬㈱(大野城市大池2丁目、陣内宏行社長)は、9月めどに医薬部外品、化粧品を開発・製造する佐賀工場(佐賀県鳥栖市藤木町)敷地内に美容成分の製造工場を建設する。総事業費は4億円。完成は来年4月末。
現在福岡工場(大野城市)が担う美容成分の製造を新築移転することで、老朽化に対応し生産性向上につなげる狙い。場所は鳥栖スタジアム南東側。敷地面積は1500㎡。新工場は鉄骨造2階建て。延べ床面積は約600㎡。製造室、保管室、事務所で構成する。旧工場と比較して主力の美容成分「コウジ酸」は約3倍、「セラムバイタル」は約10倍の増産が可能となる。完成後は5人増員し、佐賀工場全体で60人体制をとる。移転後の福岡工場の使用用途は未定。
陣内社長は「『よりよい成分 よりよい化粧品』をコンセプトに、より一層美容成分の生産にフォーカスしていく」と話している。
同社は1960年3月創業。62年3月設立。資本金8767万円。売上高は27億5044万円(2020年3月期)。従業員140人(パート含む)。陣内社長は大牟田市出身、1965年8月29日生まれの54歳、同志社大学文学部卒。趣味はテニス。

2020年7月14日発行