NEWS

  • 地域

佐伯堅田―蒲江間の平均交通量は1日8400台  九州地方整備局など    区間の断面交通量は約11%増


 九州地方整備局と西日本高速道路株式会社九州支社は5月1日、3月1日に開通した東九州自動車道豊前―宇佐間(福岡県豊前市―大分県宇佐市)と21日に開通した佐伯―蒲江間(大分県佐伯市)の開通1カ月後の平均交通量を発表、1日あたりの平均交通量が最も多かったのは佐伯堅田―蒲江間の1日8400台(全日)だった。
 平均交通量は交通量計測装置によるデータを速報値として記載されたもので、インターチェンジ1区間ごとに調査された。佐伯堅田―蒲江間に次いで多かったのは佐伯―佐伯堅田間の1日7400台(同)、中津―宇佐間の6400台、上毛スマートIC―中津の4800台、豊前―上毛スマートICの4500台と続く。また、東九州道と並行一般道を合わせた断面交通量によると、国道10号と326号、主要地方道佐伯蒲江線などと並行する佐伯堅田―蒲江間の断面交通量は11%増、国道10号と並行する中津―宇佐間は4%増と一般道から高速道へのシフトが進んでいることも明らかになっている。
 また、調査では、大分県と宮崎県が高速道路で直結したことで、観光・交流面での交流が活発化していることを指摘、観光面では別府湾サービスエリア(大分県別府市)、川南パーキングエリア(宮崎県川南町)を利用する遠方からの利用者が開通前に比べて約2倍に増えたことや、4月17日から19日にかけて実施された延岡大師祭の訪問客が約1・3倍に増加した。さらに交流面では東九州自動車道を活用した高速バスが北九州―大分間で1日9往復、大分―宮崎間で1日6往復の運行が始まっている。