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住まい支援事業がグッドデザイン賞を受賞 福岡市社会福祉協議会
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週刊経済2022年11月8日発行
「協働」の事業設計が評価
社会福祉法人福岡市社会福祉協議会(福岡市中央区荒戸3丁目、谷川浩道会長、以下福岡市社協)は10月7日、(公財)日本デザイン振興会(東京都)の2022年度グッドデザイン賞を受賞した。
同賞は製品や建築、ソフトウェア、サービスなどで優れた創造性を評価する制度で、対象となったのは同会が手掛ける「住まいサポートふくおか」。福岡市と福岡市社協の関係者で内容を協議し2017年10月に開始した事業で、住み替えに困る65歳以上の人や障がい者を対象に、福祉・医療サービス事業者や不動産会社、法務関係者や地域コミュニティなどと連携することで民間賃貸住宅への円滑な入居を支援。「協力店」からの物件情報の提供や、入居時や入居後に必要なサービスのコーディネートなどを手掛けているほか、身寄りのない人には福岡市社協の死後事務委任との連携も図っている。今回の賞では、民間企業や非営利団体、地域コミュニティ、行政などがそれぞれの強みを生かした「協働」による事業設計をしている点を高く評価された。同会では、「住まいを確保できない人がいるという社会課題を少しでも知ってもらうきっかけになれば」と話している。