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低投資・早期回収の収益モデル店で黒字転換 力の源ホールディングス中間期


週刊経済2021年12月7日発行

経常2億4900万円

ラーメン店「博多一風堂」経営、飲食関連コンサルティングなどの㈱力の源ホールディングス(福岡市中央区大名1丁目、河原成美社長)の2022年3月期連結中間決算は、売上高が前年同期比23・9%増の87億6千万円、経常利益は2億4900万円(前期は経常損失9億4600万円)で黒字転換となった。
国内外の既存店でテイクアウトやデリバリーを強化し、期間限定商品も発売。国内において前期から取り組む都心部近郊の小商圏やロードサイドへの出店を前提とした、低投資・早期回収の収益モデル店舗の出店が順調に進み、業績を下支えした。国内店舗は主力のラーメン店「一風堂」ブランド4店をオープンし、店舗数は4店増の152店となった。海外店舗は「IPPUDO」ブランドを中心にマレーシア、タイ、フィリピンに各1店を出店した一方で4店を閉店しており、海外店舗数は1店減の130店舗となった。
通期は売上高が前年同期比21・7%増の201億3千万円、経常利益は5億900万円(前期は経常損益10億1千万円)を見込む。