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会館内に裁判外紛争解決手続きの相談・支援窓口 福岡県行政書士会


外国人の就労問題などに対応

福岡県行政書士会(福岡市博多区東公園、野田昌利会長)はこのほど、会館内に裁判外紛争解決手続きの相談・支援窓口「行政書士ADRセンター福岡」を設置した。
ADRセンターとは、裁判所ではなく専門知識を持つ第三者が間に入り、紛争解決の手続きをする組織のことで、ADRはAlternativeDispute Resolutionの略。同センターでは⑴外国人の就労に関する紛争⑵外国人の教育環境に関する紛争⑶自転車事故に関する紛争⑷ペットに関する紛争案件を取り扱う。実際に紛争解決手続きを進めることになった場合は、センター長が調停人を選任し、数回の調停を実施する。運営スタッフは行政書士や弁護士など10人。行政書士調停人候補者は現在16人。相談受付時間は平日午前10時から午後4時まで。調停は土曜日に実施する。同会では「これまで定期的に外国人に関する相談会を開催してきたが、今後福岡で外国人の増加が見込まれることにともない、文化の違いから起こるトラブルも増えることが予想される。こうした問題に対して話し合いの場を提供することで、対話での解決方法を提案していきたい」と話している。
同会の会員数は1458人。拠点は福岡中央、博多、東福岡、西福岡、筑紫、南福岡、福岡北、北九州東、北九州西、くるめ、大牟田、柳川、八女、朝倉小郡、筑豊支部。

2018年11月27日発行