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休業飲食店向け家賃補助の受付開始  福岡市


月賃料の8割、最大50万円

福岡市は5月13日、緊急事態宣言に伴う独自の緊急経済支援として、休業要請の対象となった飲食店等の施設の家賃を最大50万円まで補助する「福岡市家賃支援金」の申請受付を開始した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きい事業者に対し、市が独自に打ち出した支援策の一つ。4月7日から5月6日までの期間、県の協力要請を受けて15日以上休業・時間短縮営業した飲食提供施設が対象。対象期間の賃料の8割、1施設上限50万円までを支給する。5月18日からの支給開始を予定し、申請締切は6月30日。

宿泊施設への安全対策支援もスタート

また福岡市は5月11日から、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた宿泊施設の安全対策強化の支援についても、申請受付をスタートした。
市内宿泊施設で対応が求められた、感染防止に向けた安全対策にかかった費用を補助するもの。4月7日から5月6日までの期間、旅館業・在宅民泊事業者の消毒・除菌等の対象経費の8割を支給する。客室数に応じて支給上限が異なり、1室~5室は10万円、6室~10室は20万円、11室以上は50万円が上限額。1事業者辺り最大10施設まで申請が可能。支給開始予定は5月15日で、申請締切は6月30日。
福岡市このほかにも医療機関やイベント事業者向けの独自支援策を打ち出しており、予算総額は100億円規模を見込む。財源は国の臨時交付金や財政調整基金に加え、イベントなど新型コロナウイルスの影響で消化されなかった予算を振り分けるという。

2020年5月19日発行