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企業の信用情報検出システムをリリース ホライズンテクノロジー


週刊経済2024年7月24日発行号

 安全な企業間取引図る

システム開発、DXなどを支援するホライズンテクノロジー㈱(福岡市西区愛宕4丁目、大谷祐司社長)は6月19日、企業の信用情報などコンプライアンスのリスクを検出できるシステムをリリースした。
企業間取引においての安全性、信頼性向上のニーズに応えるため開発したもの。法律違反や財政の安定性、破産の可能性などを検出できるシステムで、名称は「ホライズン リスクチェッカー」。システム上で人名や社名を検索すると、インターネット上の公開情報、新聞記事データベースなどから企業の信用情報に関する情報を収集し、企業取引におけるリスクを検出する。検出結果は「高:重大なリスクが含まれている」、「中:中程度のリスクが含まれている」、「低:低リスクまたはリスクがほとんどない」と表示される。各企業によって判定方法や業界特有の検索ワードをカスタマイズできる。ターゲットは新規株式公開を目指す企業などを想定。価格はサービス内容によって変動する。同社では「IPOに向けた準備段階でリスクヘッジができる。金融やIT、製造業など幅広い業種、企業規模を問わず多くの企業での導入を目指す。」と話している。
同社は2022年10月設立。資本金は1千万円。従業員数21人(インターン含む、24年2月末)決算期は6月。