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仏料理コンテストの日本予選で準優勝 パームツリーリゾートの兵頭総料理長


準優勝は3回目

パームツリーリゾート㈱(宗像市神湊、柴田誠社長)が運営するホテル「オテルグレージュ」(同)の兵頭賢馬総料理長は10月14日、2021年開催で、フランス料理界で最高峰とされるコンクール「ボキューズ・ドール2021」の日本代表選考会に出場し、2位の準優勝を獲得した。
日本代表選考会には、1次選考の書類審査と2次実技審査を通過した6人が出場。決勝大会では実技料理審査に挑んだ。「鳥取和牛」を使用した大皿プレートの料理が課題で、制限時間3時間で12人分の料理をつくる技術力を競った。
兵頭総料理長は「これまでフランス料理界で権威の高いコンテストに絞って挑戦し続け、実績を積み上げることができた。この成果を生かし、次の世代へとバトンタッチしながら当ホテルの知名度向上にもつなげていきたい」と話している。
兵頭氏は広島県出身。1978年10月生まれの40歳。県立北九州高校卒。ホテル日航福岡「レ・セレブリテ」に勤務し、02年渡仏。3つ星レストランなどを経て07年西中洲「レザンドール」開業に伴いシェフを務めた。その後、2012年に同ホテル内のレストラン「ロルキデブランシュ」の総料理長に就任。今年7月からは副社長も兼任している。
同社は2007年7月設立。資本金1000万円。19年6月期の売上高は約9億円。

2019年10月29日発行