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仏料理コンテストのアジア大会で3位 パームツリーリゾートの兵頭総料理長
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2大会連続で入賞
パームツリーリゾート㈱(宗像市神湊、柴田誠社長)が運営するホテル「オテルグレージュ」(同)の兵頭賢馬総料理長は10月2日、フランス大使公邸で開かれたフランス料理コンテストのアジ大会に出場し、3位を獲得した。昨年に続き2回目の出場で、昨年はアジア6位を獲得していた。
同大会は、フランスの伝統的な料理とされ、鴨やフォアグラ、レバー、ベーコンなどを細かく刻み、パイ生地に包んで焼く「パテアンクルート」の完成度を競う「第5回パテアンクルート世界選手権アジア大会」。細かな調理技術が求められるため、難易度の高い料理コンテストとして知られている。ファイナリストに12名が選ばれており、兵頭総料理長は上位の3位を獲得した。今回のコンテストに出した料理は同ホテル内のレストランでも提供される。
兵頭総料理長は「この大会に九州の料理人が入賞したのは初めて。今後の自信につなげたい」と話している。
兵頭氏は広島県出身。1978年10月30日生まれの40歳。県立北九州高校卒。ホテル日航福岡「レ・セレブリテ」に勤務し、02年渡仏。3つ星レストランなどを経て07年西中洲「レザンドール」開業に伴いシェフを務めた。その後、2012年に同ホテル内のレストラン「ロルキデブランシュ」の総料理長に就任。今年7月からは副社長も兼任している。
同社は2007年7月設立。資本金1000万円。19年6月期の売上高は約9億円。
2019年10月16日発行