NEWS

介護業がけん引し売上高過去最高の272億円 ウチヤマホールディングス


今期は300億円越え見込む

介護事業やカラオケ、飲食事業を展開する㈱ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、内山文治社長)の2019年3月期連結決算は、売上高が前年同期比3・1%増の272億931万円、経常利益が1・9%減の13億2622万円で増収減益だった。
介護付有料老人ホーム5カ所など新設し、営業拠点が102カ所179事業所になった介護事業がけん引して増収。前々期の販売用不動産売却などの収入4億2000万円の反動が利益にも影響し、微減だった。
事業別では、介護事業の売上高が10・9%増の178億9414万円、セグメント利益が5・3%増の12億3895万円。カラオケ事業では単価アップや、SNS会員の獲得を強化しリピーター増を図ったものの、前期比1店舗減の91店となったことが影響し、売上高が4・3%減の73億247万円、セグメント利益が2・6%減の8億8061万円だった。飲食事業では、4店舗閉店に伴う集客の減少などで売上高が9・7%減の15億8638万円、セグメント利益が274・7%増の5184万円。不動産事業は、売上高が68・3%減の1億9747万円、セグメント利益は85・7%減の2004万円。ホテルなどそのほかの事業の売上高が10・1%減の2億2883万円、セグメント損失が5366万円(前期は3225万円の赤字)だった。
20年3月期連結予想は、介護事業での拠点数拡大、事業間で共同仕入れによる合理化や、人員交流によるサービス力向上と効率化を図り、売上高が13・5%増の308億7300万円、経常利益が43・2%増の18億9900万円を見込んでいる。

2019年5月21日発行