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介護時の移乗支援器具のクラウドファンディング開始    E&I


「ノーリフティングケア」広げる

システム開発などを手掛ける㈱E&I(福岡市博多区博多駅前3丁目、宇多博之社長)は10月1日、介護時の移乗用ボード「つばさ」のクラウドファンディングを開始した。
同社は2015年から、独立行政法人労働者健康安全機構「総合せき損センター」と共同で障害者とその介助者向け製品の共同開発、製造・販売を手掛けており、つばさは今年5月に発売した製品。介護時に車いすとベッド間の隙間を橋渡しして移乗をサポートするスライディングボードで、同センターの片本隆二研究員が開発し、E&Iがネーミングと製造を担当した。このクラウドファンディングプロジェクトでは、介助者の腰痛予防につながる抱え上げない介護「ノーリフティングケア」の普及を目指しており、支援金で寄贈用の同製品を製造し、ノーリフティングケアの考えに賛同する介護事業所などへ届ける。支援プランに応じて、寄贈用製品への支援者の名前入りシールの貼付や専用HPでの名前掲載などを実施する予定。プロジェクトは、クラウドファンディングサイト「レディーフォー」に掲載しており、募集期間は10月30日まで。
同社は2008年1月設立。資本金は300万円。

2020年10月13日発行