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介護事業けん引し売上高4・9%増の249億5千万円 ウチヤマHD3月期連結決算


週刊経済2022年5月24日発行

今期は増収黒字化を予想

介護事業やカラオケ、飲食事業を展開する㈱ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、山本武博社長)の2022年3月期連結決算は、売上高が前期比4・9%増の249億5815万円、経常損失が1億6999万円(前期は6億1678万円の赤字)だった。
障がい児通所支援事業放課後等デイサービスを2事業所、介護付有料老人ホーム4施設を新規開設し、平均入居率も92・3%になるなど、過去最高の事業業績だった介護事業がけん引し、増収。利益面は集客が回復しないカラオケ・飲食事業で、赤字店舗7店を退店するなど経営の効率化を図った結果、赤字幅が縮小した。
事業別では、介護事業の売上高が前期比2・7%増の205億5349万円、セグメント利益が同12・9%減の13億237万円。カラオケ事業は、売上高が同12・6%減の27億6996万円、セグメント損失が9億8701万円(前期は12億7127万円の赤字)。飲食事業は、売上高が同23%減の2億6314万円、セグメント損失が1億5540万円(前期は2億2720万円の赤字)だった。不動産事業は、大型の販売用不動産を売却した結果、売上高が7・5倍の12億585万円、セグメント利益が9・2倍の2億8473万円だった。ホテルなどその他の事業は、売上高が38・3%増の1億6570万円、セグメント損失が1億1859万円(前期は1億332万円の赤字)。
23年3月期連結予想は、売上高が11・8%増の279億392万円、経常利益が2億8532万円の増収黒字化を見込む。