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介護、エステ向けミストバスの正規取扱店に  レイズ    商品名は「ナノミストバス」


 福祉、デジタルコンテンツ開発のレイズ株式会社(糟屋郡志免町東公園台2丁目、石松健児社長)はこのほど、介護機器の開発、製造を手掛ける株式会社アイン(大阪市浪速区、佐川忠之社長)が展開する介護、エステ向けミストバスの正規取扱店契約を締結。11月1日から販売を開始した。
 衣服などを通過する300~500ミクロンのミストを浴びることで着衣したまま入浴ができる器具で、名称は「ナノミストバス」。これまで九州に販売店はなかったが、介護用具のリース事業などを展開するレイズが九州で初めて正規取扱店を務め今後エリアの販売強化を図る。同商品は、車いすのまま入ることができるものやベッドタイプ、ひざ下に装着するフットバスタイプ、頭部にミストを当てる洗髪用のタイプなど計6種類の規格があり、介護職員の負担軽減を図る施設やスポーツジム、エステなどをターゲットにしている。ミストが服や皮膚を通過することで体の汚れを汗で浮かし、またマイナスイオンにより菌の繁殖や臭いが軽減されることから少量の水かつ石けんなどがなくても通常の浴槽での入浴と同様の状態になるという。サイズは、ベッドタイプの場合横約1m、縦約2m、高さ約1mで折りたたむと縦が3分の1まで小さくなる。価格帯は65万4372円(税込)~218万7000円(同)で、リースの場合3年間で1カ月あたり1万9827円(同)~6万6266円(同)。石松社長は「入浴介助は、介護職員の大きな負担となっている。同商品は、負担軽減だけでなく要介護者にとってもしっかりとした入浴の感覚が得られるため両者にとってメリットが大きい。今後は九州エリアでの正規取扱店として事業拡大を図っていきたい」と話している。
 同社は2013年4月設立。資本金は100万円。従業員数は2人。