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今秋、定額民泊サービスを開始 エニセンスとH‐BRIDGE


3年めどに利用者1千人目指す

アプリ開発などを手掛ける㈱エニセンス(福岡市中央区天神1丁目、熊谷昭彦社長)と民泊支援事業のH-BRIDGE㈱(ハイブリッジ、同区薬院3丁目、安藤光晴社長)は今秋をめどに、九州の民泊やゲストハウスに定額で宿泊できるスマートフォンアプリを通じたサービスを開始する。
名称は「HIQ(ハイク)」。使用されていない空き物件などを民泊に活用し、インバウンドや移住予定者などの需要を取り込む。登録は無料で、アプリを通じて掲載施設を選択し、希望期間予約ができる。県内の古民家など約30施設からスタートし、熊本や鹿児島など九州の観光地を中心にエリアを順次拡大する。価格は1週間あたり3万円~4万円を想定している。支払いはクレジットカード。3年後をめどに、部屋数を400部屋に増やし、利用者1千人を目指す。施設の管理や清掃はH‐BRIDGEが請け負う。熊谷社長は「地方の集中営業などで、法人にも活用してもらいたい。宿泊施設周辺地域の祭りや飲食店情報もアプリ内で紹介する。今回のHIQを皮切りにシェアリングエコノミーサービスをさまざまな分野で広めたい」と話している。安藤社長は「アプリを通じて、多くの方が施設を使ってくださることは嬉しい。九州の隠れた資産の価値化を目指す」と話している。
エニセンスは2007年4月設立。資本金2650万円。従業員25人。熊谷社長は飯塚市出身。1976年8月9日生まれの42歳。福岡大学大学院工学研究科修了。趣味はドライブ、旅行。
H‐BRIDGEは2018年6月設立。資本金100万円。従業員5人。安藤社長は岡山県出身。1984年5月10日生まれの35歳。趣味は釣り。

2019年7月23日発行