今期配当を１円増配し２２円に修正　ＦＣホールディングス

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週刊経済2022年12月6日発行

株主優待制度の休止を背景に

東証スタンダード上場で、交通・都市の調査・計画・設計などの建設コンサルタント、㈱福山コンサルタント（福岡市博多区博多駅東３丁目、福島宏治社長）の持ち株会社㈱ＦＣホールディングス（同）は１１月１０日、今期配当予想を１円増配し、１株当たり２２円に上方修正した。
同社はこれまで毎年期末日（６月３０日）現在で株主名簿に記録された千株（１０単元）以上保有の株主を対象に、株主優待制度としてクオカード（株式保有期間３年未満で一律３千円分、同３年以上で一律５千円分）を贈呈してきた。株主への公平な利益還元のあり方について検討を重ねた結果、同制度を一旦休止し当面は保有株式数に応じた金銭配当を優先することを決めた。同社では「今後も株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、企業価値の向上に取り組んでいく」と話している。
同社は２０１７年１月設立（中核会社・福山コンサルタントは１９４９年創業）。資本金４億円。２０２２年６月期売上高は８５億４６００万円。従業員３９８人（２２年６月末）。