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今期業績は「増収」「減益」傾向に  地場主要企業56社決算予想    利益下方修正は23社


 株式会社地域情報センターは、年商100億円以上の地場主要企業56社の今年度通期業績予想をまとめた。その結果、増収予想は46社で前期実績比4社増、増益予想は31社で、同9社減だった。
 業種別に見ると、物販では百貨店の井筒屋、専門量販店のベスト電器、ディスカウントストアのミスターマックス以外の9社は増益予想、電気関連メーカーの安川電機など4社は増収増益予想と好調を維持しているが、エネルギー関連の九州電力、西部ガス、運輸の西日本鉄道、JR九州などは原油価格高騰の影響で減益予想となっている。銀行も大手の福岡銀行、西日本シティ銀行が増収減益予想、TOTOも新規着工戸数の減少で減収減益見込みと、全体的に増収傾向は続いているが、利益的にはやや後退気味の形になっている。なお、中間期までに期首予想を修正したケースを見ると、売上高、利益ともに上方修正は8社、下方修正は14社、売上高の上方修正は15社、下方修正は16社、利益の上方修正は12社、下方修正は23社で、全体的に業績の下方修正が多く、特に利益面での下方修正が目立った。