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今期売上高過去最高の32億円見込む 久松
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週刊経済2021年12月21日発行
ECコンサル事業が好調
おせち弁当製造、販売の㈲久松(糟屋郡粕屋町仲原、松田健吾社長)は2022年3月期売上高で前年比28%増の32億円を見込んでいる。
主力の年末向けおせち販売が前年から1万個増え、約17万個と好調に推移しているほか、他社ECサイトの企画や制作、運営などのECコンサルティング事業が好調のため、売上高過去最高となる見込み。同社では10年間かけて開発してきた独自の受注管理システムが完成し、社内で運用。業務効率化に成功し、余ったリソースをECコンサルティングに回しているため、収益性も大幅に向上しているという。今後はECコンサル事業に注力し、5年以内に売上高40億円を目指す。松田社長は「ECに参入する企業、伸び悩んでいる企業にシステムを提供するほか、企画・デザイン・サイト運営を請け負って、ECを通じて福岡の魅力を県外に発信していきたい」と話している。
同社は1986年8月設立。資本金300万円。従業員23人。2004年から通販サイト「楽天市場」で「博多久松」ブランドのおせちセットの販売を開始している。