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今後は沖縄、離島での出店を計画   ドラッグイレブン   今年度の新規出店は10店舗強


 九州一円でドラッグストア172店舗を展開する株式会社ドラッグイレブン(大野城市川久保、大久保恒夫社長)は今後、沖縄や離島での出店を進めていく考えを明らかにした。
 3年後の株式公開を目指して出店を加速する中で、競合他社の進出が少ない沖縄、離島を出店予定地として最優先にし、他社に先行してシェアを獲得していく考え。今年度中に少なくとも10店舗を出店する予定で、現在、7店舗の出店が具体化している。
 同社は4月中旬、ユニゾン・キャピタル株式会社傘下で進めていた事業再生にめどがたったため、ユニゾンが保有する発行済み株式総数92%を企業の成長支援に強い、みずほ系投資会社のポラリス・プリンシパル・ファイナンスに譲渡し、新規出店を進めていく。

 福岡、鹿児島県内の小型店を大型店化

 また同社は、福岡、鹿児島県内の床面積400平方メートル以下の小型店を中心に閉店し、両県エリア内に800~1,000平方メートルの大型店を新規出店していく。大型店化することで品揃えを豊富にし、ディスカウント型から専門店型店舗に移行するもの。
 大久保社長は「沖縄・離島での出店が具体化すれば、福岡・鹿児島地区に着手する」と話している。
 同社は、1989年6月創設。売上高は430億円(05年2月期)。資本金は15億5,755万円。従業員は2,000人。