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今年4月に通信制「ASO高等部」を設立 麻生塾


角川ドワンゴ学園N高校との提携で

麻生情報ビジネス専門学校や麻生外語観光&製菓専門学校など県内13専門学校を運営する学校法人麻生塾(福岡市博多区博多駅南1丁目、麻生健理事長)は、今年4月からIT・ゲーム・CG分野の専門教育を受けながら高校卒業の資格取得を目指す通信制「ASO高等部」を設立する。
昨年8月、学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校(沖縄県うるま市、奥平博一校長:以下、N高校)と業務提携を締結。近年、経済的な理由や家業を継ぐなどの理由で全日制および定時制高校に通うことができない青少年(主に勤労学生)が通信制高校に進学するケースが増加しており、学ぶ側のさまざまな状況に対応できる学習システムを構築することで、高卒資格だけでなく専門スキルを学ぶ環境を提供し、豊かな専門性と人間性を育成していくのが狙い。「ASO高等部」は麻生塾福岡キャンパス(福岡市博多区博多駅南2丁目)内に設置し、中学校卒業見込みの学生を対象に募集している。修業年数は3年、開設コースは情報システムコース、ゲームクリエイターコース、CG・イラストコースの3コース。定員は各コース20人。学習形式は週5日通学(月~金)となる。
N高校は2016年4月に開校した広域通信制高校。現在、生徒数は6784人(18年7月現在)が在籍し、ネット社会に対応したカリキュラム教育を実施。高校卒業資格のための必須授業のほか、大学受験やプログラミング、ゲーム、ファション、美容などネットによる多様な課外授業や全国各地での職業体験を経験することで、社会に役立つスキルを高校時代に習得できるのが特徴。
N高校と業務提携したことで、単なる高校卒業の資格取得を目指すだけでなく、高校3年間で専門分野の教育と人間力の養成に特化する方針。麻生理事長は「好きなことが明確にある若い世代に対し、好きを得意に、得意を仕事にする力を育成する役割がある。今年80周年を迎える麻生専門学校グループで培ってきた教育ノウハウをASO高等部でも惜しみなく提供し、生徒一人ひとりが未来を描けるようサポートしていきたい」と話している。

2019年2月13日発行