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今年度のふるさと納税収納額は約60億円の見通し 飯塚市


週刊経済2022年1月25日発行

前年度比約1・5倍に

飯塚市(片峯誠市長)の2021(令和3)年度におけるふるさと納税の収納額が、約60億円の見通しになることが、同市物産品振興・ふるさと応援課への取材で分かった。
前年度に比べて1・5倍の増加。1万円の返礼品である「鉄板焼デミソースハンバーグ(20個)」が前年から各ポータルサイトで上位10位にランク入りするなど人気が続いており、リピーターに加え、同商品を目当てにした新規納税者が増えていることが要因となっている。これを背景に、同市では市内の事業者が製造・販売する製品を「いいづかブランド認定製品」と位置付け、返礼品の充実に努めている。
総務省が昨年7月に発表した納税額は前年比約2倍の43億7700万円で、全国17位、県内60市町村では1位の実績。
物産品振興・ふるさと応援課の今林直久課長は「前年度に続き、好調に推移している。ふるさと納税は市の税収増もさることながら、全国各地へのPRにつながることから、市内企業の販路拡大にも大いに期待できる」と話している。