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人流回復で2期ぶりに景況回復 ひびしん中小企業景気調査
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週刊経済2022年3月1日発行
サービス業で36・1P改善
福岡ひびき信用金庫(北九州市八幡東区尾倉2丁目、井倉眞理事長)が3カ月ごとに実施する取引先中小企業の全産業景気動向の業況判断DI(「好転」―「悪化」/2021年10月~12月期)は、前期差15・5ポイント改善のマイナス14・3と、2期ぶりにマイナス幅が縮小した。
期中は新型コロナウイルス感染状況が落ち着き傾向にあり、人流が回復したサービス業で36・1ポイント改善のマイナス11・1と、大幅に改善したことが全産業の景気回復をけん引した。
そのほかの業種は、製造業が17・7ポイント改善のマイナス17・7、卸売業が17・6ポイント改善のマイナス26・5、小売業が14・5ポイント改善のマイナス27・3、売上高、受注残が上昇した建設業が4・2ポイント改善の0・0。販売、仕入価格の安定が見られる不動産業は3・2ポイント改善の3・2、とサービス業含む全6業種で業況が改善した。
営業エリアである北九州、京築地区取引先の動向把握、および経営情報の提供を目的に実施しているもので、製造業62社、卸売業34社、小売業55社、サービス業36社、建設業48社、不動産業31社の計266社に聞き取り、回答率は100%だった。