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人材確保目的に7・4億円資金調達 スカイディスク


ニッセイ・キャピタルなど7社から

AIやIoTのワンストップサービスを提供する㈱スカイディスク(福岡市中央区大名2丁目、橋本司社長)は10月3日、ニッセイ・キャピタル㈱など7社から第三者割当増資により総額7・4億円の資金調達を実施した。

AI領域を推進できるAIエンジニアやビジネス開発メンバーを国内外から確保し、産学連携によって人材育成に充当することでAI、IoTサービスを普及させる。まずは製造業向けのAIコンサルタントを中心に採用し、1年後までに現在の倍の50人体制とする考え。出資企業はニッセイ・キャピタル㈱(東京都千代田区、有馬英二社長)、㈱DG Daiwa Ventures(東京都千代田区、踊契三代表取締役、荻野明彦代表取締役)、㈱環境エネルギー投資(東京都品川区、河村修一郎社長)、山口キャピタル㈱(山口市、森脇不知奈代表取締役)、加賀電子㈱(東京都千代田区、門良一社長)、㈱ドーガン・ベータ(福岡市、林龍平代表取締役)、アーキタイプベンチャーズ㈱(東京都港区、中嶋淳代表取締役)。

サービス創出目指しAJSと基本合意書を締結

また同社は10月5日、情報システムを提供するAJS㈱(東京都新宿区、河﨑一範社長)と化学業界向けのAI、IoTサービス開発で連携する基本合意書を締結した。

AJSは旭化成グループの情報システム会社として設立され、現在はTISインテックグループとして統合基幹業務システム構築やビジネスパッケージ開発など、化学や繊維、住宅などの多岐多様な製造現場にICTサービスを提供している。製造現場に関する豊富な経験を有するAJSとは、製造業に必要なビッグデータの解析やAIの活用を検討しており、スカイディスクが開発した収集データからAI学習モデルを生成し、正常異常判定や予測などの結果を表示するサービス「Sky AI(スカイエーアイ)」を活用した業務改善や生産性向上のサービスモデルを構築する。今後は農業やバイオ分野におけるIoT活用も計画している。

スカイディスクは2013年10月設立。資本金8億6700万円。従業員25人。

AJSは1987年3月設立。資本金8億円。従業員556人。2017年3月期の売上高は124億円。

2017年10月17日発行