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人吉球磨地域の観光活性化に向けた実証実験 chaintope


週刊経済2023年8月22日発行号

来年1月まで

ブロックチェーン技術開発などの㈱chaintope(チェーントープ・飯塚市幸袋、正田英樹社長)は7月1日、熊本県人吉球磨地域の観光活性化に向けた実証事業を開始した。
熊本県が公募する「令和5年度DX実証事業」に採択され、(一社)人吉球磨観光地域づくり協議会(熊本県球磨郡あさぎり町、松岡隼人代表理事)など3団体と連携して取り組む。人吉球磨地域の旅館や観光地など10~15カ所にQRコードを設置し、旅行者がスマートフォンでコードを読み取ることで蓄積される周遊データから各個人の興味・関心や行動を分析する。その人に合った観光スポットの詳細情報や地域の逸話などを配信し、同地域にまた訪れたいと思わせることで観光客のリピート率向上を図る。事業期間は来年1月まで。正田社長は「現在はQRコードの設置場所を選定している段階で実際に観光客がサービスを利用できるのは10月頃を予定している。コードを読み取ることで人吉球磨地域オリジナルNFTをプレゼントするなど特典も計画している」と話している。