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人事・営業・経営企画本部の３本部体制に改編 　 ベスト電器　　　経営スリム化、事業効率化が狙い

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　地場家電量販大手の株式会社ベスト電器（福岡市博多区千代6丁目、有薗憲一社長）は、3月1日付で人事本部を管理本部に統合、関連事業本部を経営企画本部に統合し、これまでの5本部体制から「管理本部」、「営業本部」、「経営企画本部」の3本部体制に組織改編した。
　これは、本社内における経営組織のスリム化とそれに伴う業務の効率化、意思決定の迅速化を図るもの。近年の家電販売業界において、相次ぐ大型店の出店による企業間競争の激化を背景に、同社では地域に密着した営業力強化を推進。顧客サービスの徹底、各店舗の活性化や店舗商品の拡充、販売促進の差別化を図る。　　　　　
　また、同社では全国の営業体制を強化する目的で営業本部内に「販売統括部」を新設。全国4ブロックに分けた「4統括部制」を廃止するほか、これまでの地区制を見直し「東京本部」と「北海道本部」を新設し、全国を24地区に細分化するなど地区強化戦略を展開する。なお、同日付の人事で経営企画本部長に浜田孝・常務取締役、営業本部長（兼商品統轄部長）に枦勝重・常務取締役、関連本部長に高倉章・取締役兼株式会社ベストクレジットサービス社長兼株式会社ベストゲオ社長兼株式会社遊ｍｉｘ社長が就任している。
　同社は1953年9月設立。資本金は209億4,600万円、従業員数は3,683人。05年2月期の売上高は3,579億円。現在、国内に直営274店舗、ＦＣ325店舗、海外に33店舗（05年10月現在）を展開している。