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京都市中京区に海鮮丼専門店 ベンナーズ


週刊経済2024年5月1日発行号

飲食事業に参入

未利用魚を活用したEC事業、水産加工・卸売事業などを手掛ける㈱ベンナーズ(福岡市東区香椎浜ふ頭2丁目、井口剛志社長)は4月23日、京都市中京区に同社初の海鮮丼専門店「玄海丼」をオープンした。
場所は錦小路通北側、御幸町通沿いのビル1階。席数はカウンター8席、テーブル12席の計20席。同社は、未利用魚や天然魚を活用したミールパックのサブスクサービス「フィシュル」を中心に事業を展開しており、飲食事業は初めて。水産加工業で構築してきた産地とのネットワークと自社工場を生かしてセントラルキッチン方式で運営し、店舗で包丁とまな板を使わない状態まで仕込む。提供メニューは定番メニュー4種類と天然未利用魚を使用した日替わり丼の5種類で、定番は特上(3千円)、松(1900円)、竹(1300円)、梅(900円)。日替わりは1日限定10食で500円。営業時間は午前11時〜午後3時、午後5時〜午後9時まで。定休日は水曜日。今回は直営だが、今後はフランチャイズによる国内外での展開も視野に入れている。
同社では「魚を食べる習慣を日々の生活に取り入れてほしいという思いで、リアル店舗を設けた。1号店は錦市場にも近いため、インバウンド効果も見込んでいる。日本の魚食文化を世界に発信していきたい」と話している。
同社は2018年4月設立。資本金は8500万円。従業員数は45人(パート、インターン、業務委託含む)。23年10月期の売上高は4億円。