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京成との合弁会社が東京都墨田区に13階建てホテル ロイヤルHD


週刊経済2022年3月29日発行

合弁ブランドとしては3拠点目

ロイヤルホールディングス㈱(福岡市博多区那珂3丁目、阿部正孝社長)が京成電鉄㈱(千葉県市川市、小林敏也社長)との共同出資で設位したケイ・アンド・アール・ホテルデベロップメント㈱(同市、加藤雅哉社長)は3月14日、東京都墨田区押上1丁目に宿泊特化型ホテルを開業した。
ホテル名は「京成リッチモンドホテル東京押上」で、同ブランドとしては3号店目となる。場所は東京スカイツリー東交差点東側。押上駅京成押上線・都営浅草線・東武スカイツリーライン・東京メトロ半蔵門線の4路線が乗り入れる押上(スカイツリー前)駅側の立地を生かし、ビジネスや観光での需要を掘り起こす。建物は地上13階建て、地下1階建てで客室は145室(定員316人)で、「下町の泊り木」をコンセプトに、不均一なデザインで樹木を表現した外観とぬくもりある館内デザインにしたという。低層階には回転寿司チェーン「くら寿司」が入居する。
ケイ・アンド・アール・ホテルデベロップメントは、京成グループのインフラ・ノウハウを生かしたロイヤルグループの営業力と集客力向上、ロイヤルHD子会社のアールエヌティーホテルズのノウハウ・ネットワークを生かしホテル事業への参入を目指す京成グループの思惑が一致し、2017年に設立。これまで京成リッチモンドホテル東京門前仲町、京成リッチモンドホテル東京錦糸町を開業している。