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京セラと共同で再エネサービスの新会社設立 九電工
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週刊経済2023年7月11日発行号
敷地の有効利用を企業に提案
総合設備業の㈱九電工(福岡市南区那の川1丁目、石橋和幸社長)は6月8日、京都市の京セラ㈱(谷本秀夫社長)との共同出資で、再生可能エネルギーのサービス事業を展開する京セラグリーンイノベーション合同会社を設立した。
太陽光パネルをカーポートの屋根とした発電システム、ソーラーカーポートを顧客となる企業の敷地内に設置し、発電した電力を契約先企業に販売する「カーポートオンサイトPPAスキーム」を中心に再エネサービスを広域展開する。新会社の所在地は京セラ本社内、資本金は5千万円で出資比率は京セラ51%、九電工49%、代表社員は京セラ、九電工の2社、意思決定を迅速にするため合同会社にしたという。京セラが太陽光発電機器の調達、九電工が設備の設計施工、メンテナンスを担う。
7月から本格的に事業を開始しており、同社では「再生可能エネルギーの利用を検討している企業が増加しているが、太陽光発電システムを購入設置するための初期投資負担と設置場所確保が大きな課題となっている。新会社では、敷地の有効活用を提案するため、初期費用なしで駐車場に太陽光発電システムを設置できる『カーポートオンサイトPPAスキーム』を推進していく」としている。