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交通関連サービスの提供に関する協業を開始 福山コンサルタント


週刊経済2024年7月17日発行号

RYODEN、ヴィッツ社と

東証スタンダード上場の㈱FCホールディングス(福岡市博多区博多駅東3丁目、福島宏治社長)の中核事業会社で、交通・都市などの調査・計画・設計コンサルタントの㈱福山コンサルタント(同、栄徳洋平社長)は6月から、三菱電機グループ最大手のエレクトロニクス商社・㈱RYODEN(東京都豊島区、富澤克行社長)、自動車や半導体、産業機械関連などのソフトウエア開発を手掛ける㈱ヴィッツ(名古屋市中区、服部博行社長)と交通関連サービスの提供に関する協業を開始した。
福山コンサルタントは、国家レベルの大規模プロジェクト対応や都市計画など地域密着型のサービスまでワンストップで対応してきた長期間にわたるノウハウを持つ。これらを用いて、交通事故対策の立案や自動運転サービスカーの走行ルートの提案など、RYODENとヴィッツが2020年から販売している仮想空間シミュレータ「WARXSSⓇ」を活用した新たなサービスを提供していく。また、RYODENとヴィッツは「WARXSSⓇ」を用いた交通事故の原因追及や対策の検証、自動運転サービスカーの安全性検証を効率的に実施するための技術を提供する。同社では「交通安全対策をしながら持続可能な自動運転サービスカーの導入を加速させ、専門性の高い分野での人手不足や高齢化社会におけるラストワンマイルの課題の解決に貢献していく」と話している。
福山コンサルタントは1949年創業、63年11月設立。資本金4億円。2023年6月期売上高は67億8600万円。従業員233人。
RYODENは1947年4月設立。資本金103億3429万8875円。2024年3月期売上高は2590億800万円。従業員1360人(連結)。
ヴィッツは1997年6月設立。資本金6億1252万4千円。2023年8月期連結売上高は25億100万円。従業員155人。