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交通計画やリスク管理業務伸び5%増収  福山コンサルタント    今期売上高は62億円見込む


 交通・都市などの調査・計画・設計コンサルタントの株式会社福山コンサルタント(福岡市博多区博多駅東3丁目、福島宏治社長)の15年6月期連結中間決算は、売上高が前年同期比5・3%増の8億3200万円、経常損益が4億2600万円の赤字(前年同期は4億4400万円の赤字)となった。
 東日本大震災の復興関連業務がピークアウトを迎えた一方で、主力の交通計画や、橋りょう、トンネルなど建造物の維持管理をするリスクマネジメント分野で受注が伸びた。収益面では、外注費を中心にコスト削減に努め、赤字幅が縮小した。同社は官公庁の会計年度末に完了・納品する業務が多いため、第4四半期に売り上げが集中することから、売上高は0・9%増の62億円、経常利益は1・3%減の4億円を見込んでいる。
 福島社長は「生産力、生産品質の向上に取り組むとともに、建設コンサルの技術を活用した新事業の創出にも注力していく」と話している。