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交通マネジメント分野好調で売上高4・5%増 FCホールディングス 中間期


受注高は13%増に

交通・都市などの調査・計画・設計コンサルタントの㈱福山コンサルタント(福岡市博多区博多駅東3丁目、福島宏治社長)の持ち株会社、㈱FCホールディングス(同)の2018年12月の連結中間決算は、売上高が前年同期比4・5%増の13億2400万円、経常損失が2億1900万円(前年同期は経常損失2億1400万円)だった。
得意とする交通マネジメント分野や老朽化対策分野、鉄道関連分野などの堅調な業務受注により増収。受注高では前年同期比13・0%増の75億5300万円となった。損益面では、研究開発投資の増加もあり、営業損失が2億2300万円(前年同期は営業損失2億1700万円)、親会社株主に帰属する純損失は1億7500万円(前年同期は親会社株主に帰属する純損失1億7000万円)だった。同社は主要顧客である官公庁の会計年度末に完了・納品する業務が大半を占め、第4四半期に売り上げが集中することから、例年第3四半期までは経常損失、第4四半期で経常利益に転じることが常態となっている。
同社では「福山コンサルタントが創業70周年を迎える節目の年度であり、6年間を計画期間とする長期経営計画(第3次長期プラン)の最終年次でもある。同社を中心として、グループ各社の強化と次期長期経営計画につながる企業集団の進化・成長を図るべく、生産力・生産体制の増強、技術開発の促進、外部連携などによる建設コンサルタント事業領域の拡大と新たなビジネス領域の開発・獲得などを進めている」と話している。
通期予想に変更はなく、売上高が前期比4・4%増の70億円、営業利益が同26・2%減の5億5000万円、経常利益が同26・5%減の5億5000万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同41・2%減の3億円を見込んでいる。

2019年2月26日発行