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二日市エリアの地域情報発信Webサービス運営 西日本新聞メディアラボ


西日本新聞と電通、Remmo共同事業

㈱西日本新聞メディアラボ(福岡市中央区天神1丁目、吉村康祐社長)は8月2日、町単位で情報をリアルタイムに発信するスマートフォン向けWebサービスの運営を開始した。

同事業は㈱西日本新聞社(同所、柴田建哉社長)と広告代理店の㈱電通(東京都港区、山本敏博社長)、IT事業を展開する㈱Remmo(東京都千代田区、粥川直人社長)の3社が共同事業として福岡県筑紫野市二日市エリアで地域住民向けにコミュニティープラットフォーム「Nabes(ネイブス)」を立ち上げ開始したもので、 西日本新聞メディアラボは、運営の事務局機能としてメディア開発や記事制作、運用を手掛ける。西日本新聞社は新聞社グループ機能の活用や情報発信など、電通は広告ビジネスとエリア展開、RemmoはIT技術やビジネスノウハウの提供といった役割を持つ。サービスの内容は居住地域に関する自治体からのお知らせやイベント、店舗、学校などの情報をリアルタイムに発信し、地域の活性化を図る。主要な新聞販売店が存在することや商店街・温泉街があり、メーンターゲットとなる子育て中の主婦がいる二日市エリアを主軸に開始したが、ほかの地域での展開も視野に入れている。また今後は、アプリ化や記事ネタ提供とイベント参加によるポイント導入、クーポン機能の実装、地域通貨の導入、人工知能を活用したコンテンツの最適化を計画している。同社では「記事コンテンツを充実させていき、地元の主婦からのくらしや子育て、学校などの生活情報など記事ネタを募っていきたい」と話している。

2017年8月22日発行