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二カ所のワクチン会場にエアシャワー設置 エッチピーエス
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週刊経済2021年8月3日発行
産学連携の開発商品
婦人靴の製造、販売などの㈱エッチ・ピー・エス(粕屋郡新宮町上府北3丁目、篠原統社長)は6月から、マリンメッセB館など二カ所の新型コロナウイルスのワクチン接種会場に同社エアシャワーの「クリーンエアシャワー」を設置している。
場所は「マリンメッセB館」(福岡市博多区沖浜町2丁目)と新宮町の「ふれあい交流館」(粕屋郡新宮町三代)で、風除室にエアシャワーを設置。入室前に接種希望者を人感センサーで察知し、強風を発出する。8つのノズルから発出される強風で衣服に付着したウイルスやほこり、花粉などを取り除いて吸い取り、内部の紫外線装置で雑菌やウイルスを殺菌する。エアシャワー停止後も微風を循環させることで空気清浄機として機能する。同社は、昨年6月頃に同製品を福岡大学と産学連携し開発していた。現在、車輪付きのポータル型と、扉付き個室のボックス型、ゲート状のセパレート型の3種類を展開。現在、ワクチン接種会場のほか、飲食店などの一般店舗に設置している。同社は「今後も人の出入りが多いオフィスビルやイベント会場の入場口に導入していただきたい」と話している。
同社は、1999年8月設立。資本金9千万円。従業員は50人。