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事業承継ファンドを組成 筑邦銀行


週刊経済2021年11月9日発行

事業継続や雇用維持を支援

㈱筑邦銀行(久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)は11月1日、ファンド「ちくぎん事業承継投資事業有限責任組合」を組成した。  中小企業廃業の急増により、2025年頃までに約650万人の雇用、約22兆円のGDPが失われる可能性がある「2025年問題」が問題視される中、同行では後継者不在など事業承継に課題を抱える中小企業にファンドを通じて投資、事業継続や雇用の維持を目指す。ファンド総額は10億100万円。有限責任組合員は同行で、無限責任組合員は昭光㈱(同市東町、石井智幸社長)。同行では「事業承継問題を積極的に解決し、『必要な企業は地域に残す』『地域の雇用を守る』ことで、地域とともに成長・発展していくことを目指す」と話している。