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事業所数は20万5965事業所で全国7位 21年経済センサス速報


週刊経済2022年6月21日発行

従業員数は全国6位

2021年の福岡県内の事業所数(国・地方公共団体を除く)は、20万5965事業所で全国7位、従業員数(同)は、229万4657人で全国6位となった。
総務省と経済産業省が昨年6月1日現在で実施した2021年経済センサス・活動調査速報を県調査統計課がまとめたもので、同調査は5年ごとに実施している。これによると5年前に比べて県内事業所数は6684事業所減り、逆に従業員数は5万8388人増えている。1事業所当たりの従業員数は11・1人で全国10位となっている。市町村別の事業所数では福岡市が7万2311事業所で県全体の35・1%を占めて最も多く、次いで北九州市が3万9404事業所で19・1%、久留米市が1万2813事業所で6・2%。従業員数は、福岡市が90万7803人で39・6%を占め、北九州市が43万5701人で19%、久留米市が12万9075人で5・6%。産業別の事業所数では「卸売業、小売業」が5万3005事業所で25・7%を占めて最も多く、次いで「宿泊業、飲食サービス業」が2万3601事業所で11・5%。従業員数は、「卸売業、小売業」が47万8627人で20・9%を占めて最も多く、次いで「医療、福祉」が39万2969人で17・1%となっている。
また、産業別に男女別従業員数を見ると、男性は「卸売業、小売業」が24万801人で最も多く、次いで「製造業」が18万3329人、「建設業」が12万9053人の順。女性は、「医療、福祉」が28万4266人で最も多く、「卸売業、小売業」が23万1356人、「宿泊業、飲食サービス業」が10万9039人と続いている。従業者規模別の事業所数では、「1~4人」が11万1380事業所で県全体の54・1%を占め、次いで「5~9人」が4万2710事業所で20・7%、「10~19人」が2万6885事業所で13・1%。20人未満の事業所が全体の87・9%を占めている。主な産業の売上(収入)金額では、「卸売業、小売業」が24兆1264億円で最も多く、次いで「製造業」が9兆7217億円、「医療、福祉」が5兆2107億円。1事業所当たりでは、「製造業」が9億4643万円で最も多く、次いで「卸売業、小売業」が5億989万円、「鉱業、採石業、砂利採取業」が4億6979万円となっている。