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乳児向けお食い初めセットを発売  久松    祝い鯛、縁起物料理など


 おせち弁当製造、販売の有限会社久松(糟屋郡粕屋町仲原、松田久美子社長)は3月1日、乳児のお食い初め向けの商品を発売した。
 生後100日前後の新生児の乳歯が生え始めた頃、「一生涯、食べることに困らないように」という願いを込めて実施される同儀式。核家族化や調理などに手間がかかるため、近年では減少傾向にあった。同社では、調理後冷凍した縁起物の「祝い鯛」などの料理一式をセット販売することで、需要を掘り起こす。販売はインターネット販売サイト「楽天市場」でのネット販売限定。価格は税込み8100円(税込)。全長40センチメートル、重さ1キログラム超の鯛の姿焼き、赤飯、はまぐりの吸い物、昆布巻きなど縁起物の料理を詰めたお重、歯固め石が1人用のセットに含まれる。お重の容器は男児用の黒、女児用の赤の2種類取り揃える。同社の松田健吾常務は「『鯛めし』にできるレシピを同封するなど、儀式後に大人も楽しめる商品」と話している。
 同社は1986年8月設立。資本金300万円。年商12億円。従業員14人。2004年から通販サイト「楽天市場」で「博多久松」ブランドのおせちセットの販売を開始している。