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九電グループの情報系2社で事業再編 ニシム電子工業・九電情報サービス


 九電グループの通信・システム開発管理業、ニシム電子工業株式会社(以下ニシム電子、福岡市博多区美野島一丁目、大園繁治社長)とシステム開発管理の九電情報サービス株式会社(以下KIS、同市中央区渡辺通二丁目、五嶋皓洋社長)は四月一日付けで、ニシム電子の事業部門の一部をKISに移管するなどの事業再編を行う。
 九州電力が進める競争力強化、事業効率化の一環で、両社は一〇〇%子会社の情報系企業。システム開発運用では業務が重複することから、一本化して事業領域の集中を図る。ニシム電子を、業務系システム開発 部門と通信環視制御システム部門とに会社分割し、前者とKISを合併する。これに伴って異動するのは約二百五十人、なおKISは四月一日に新社名となる予定。
 ニシム電子工業は一九六三年十一月設立・創業、資本金三億円、従業員は八百九十人、〇三年三月期売上高は二百五十六億円、経常損失は十二億九千万円。発電・送電の遠隔環視事業を中心に、九州各県、大阪、東京に支店を置くほか、佐賀工場(佐賀県三田川町)で通信機器の製造も手掛ける。
 九電情報サービスは一九八七年七月設立、同年九月創業、九州電力の電算部門から分離して設立された。資本金一億円、従業員は三百七十一人、〇三年三月期売上高は四十七億円、経常利益は四千二百万円。出先は福岡市、北九州市ほか九州内の県庁所在市に営業所、東京都に支社を置いている。

2004.1.14 発行 週刊経済より