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九産大敷地内に3階建てスポーツ複合施設を建設中 中村産業学園


総事業費は約90億円

九州産業大学および九州産業大学造形短期大学部を運営する中村産業学園(福岡市東区松香台2丁目、津上賢治理事長)は現在、九州産業大学敷地内に3階建てスポーツ複合施設を建設している。完成は来年2月の予定。
2020年の創立60周年記念事業として、スポーツを主とした複合施設を建設しているもの。場所は国道3号沿い、同大学南口近くの体育館東隣で3号館南側。敷地面積は22万936㎡。建築面積は9876㎡、鉄骨、一部鉄筋コンクリート造の3階建てで、延べ床面積は1万7490㎡(1階フロア7881㎡、2階フロア6639㎡、3階フロア2970㎡)。1階にはスポーツ用多目的室(8室)ほか、人間科学部スポーツ健康学科の実験・実習室、研究室などを配置し、2階は公式バスケットボールコート(82・5m×45m)4面設置可能なアリーナおよび交流ラウンジなど、3階には1020席の観客席(固定席1008席、車いす席12席)やトレーニングルーム(約800㎡)、ランニングコースなどを配置する。
総事業費は約90億円。なお、同事業の設計監理者は㈱梓設計が担当し、施工者は㈱竹中工務店、総合監修は㈱三菱地所設計が行っている。同大学では「完成後のアリーナは3階の観客席を含めて計約5000人の収容が可能となる。入学式や学位授与などの式典、大学祭などのイベントにも活用するほか、建物内に備蓄倉庫を設置し、災害時の大学の防災拠点としても利用する予定」と話している。

2019年8月20日発行