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九産大敷地内に3階建てスポーツ複合施設 中村産業学園


総事業費は約90億円

九州産業大学および九州産業大学造形短期大学部を運営する中村産業学園(福岡市東区松香台2丁目、一ノ瀬秋久理事長)は7月2日、キャンパス内に建設する3階建てスポーツ複合施設の起工式を実施した。
2020年の創立60周年記念事業として、スポーツを主とした複合施設の建設を計画しているもの。事業名は「大楠(おおくす)アリーナ2020」。場所は国道3号沿い、体育館の東隣で3号館の南側。敷地面積は22万936㎡。建築面積は9876㎡、鉄骨、一部鉄筋コンクリート造の3階建てで、延べ床面積は1万7490㎡(1階フロア7881㎡、2階フロア6639㎡、3階フロア2970㎡)。1階には多目的室や卓球室、人間科学部スポーツ健康学科の実験・実習室、研究室、事務室などを配置し、2階は公式バスケットボールコート(82・5m×45m)4面設置可能なアリーナおよび交流ラウンジなど、3階には1020席の観客席(固定席1008席、車いす席12席)やトレーニングルーム、ランニングコースなどを配置する。
今年7月に着工し、2020年2月の完成を予定している。総事業費は約90億円。なお、同事業の設計監理者は㈱梓設計が担当し、施工者は㈱竹中工務店、総合監修は㈱三菱地所設計が執り行う。
同大学では「完成後のアリーナは3階の観客席を含めて計約5000人の収容が可能となる。入学式や学位授与などの式典、大学祭などのイベントにも活用するほか、建物内に備蓄倉庫を設置し、災害時の大学の防災拠点としても利用する予定」と話している。

2018年7月10日発行