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九産大と非認知能力育成システム開発を共同研究 リーフラス
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非認知能力を測定・可視化へ
各種スポーツスクールの運営受託、スポーツイベント企画のリーフラス㈱(福岡市博多区博多駅前2丁目、伊藤清隆社長)は5月20日、九州産業大学(同市東区松香台3丁目、榊泰輔学長)と非認知能力を測定し、スポーツを通じた育成システム開発の共同研究を開始した。
同社は子ども向けスポーツスクールを全国20006百カ所以上で運営しており、4万5000人の会員が在籍。IQテストや学力試験で測定できる認知能力ではなく、思いやりやコミュニケーションなどの社会で生きる力となる非認知能力を育むスポーツ指導を重視している。今回の共同研究では、これまで蓄積してきた育成ノウハウに加えて科学的知見からの検証により、子ども達の特徴や能力を個別で把握し、指導やや保護者がより良い育成方法を選択できるサービス開発を目指す。同社がスクールからのデータ調達と研究を統括し、九州産業大学の磯貝浩久教授がスポーツ科学や行動認知心理学の知見を活用するとともに、同氏が代表理事を務める一般社団法人行動評価システム研究所の専門家チームによって知識創発とデータ解析に取り組む。
同社では「スポーツを通した非認知能力の教育は指導者や保護者の経験値に依存していることが多く、感覚的な判断からのアプローチも多い。しかし子ども達はそれぞれ個別の特徴や能力があり、画一的な育成はできない。今回の共同研究によるシステム開発で子ども達一人ひとりに最適な指導法の提供を目指す」と話している。
2020年6月2日発行