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九州農産物通商に社名変更  福岡農産物通商    2018年度に輸出額8億円目指す


 農林水産物や加工食品などの輸出事業を手掛ける福岡農産物通商株式会社(福岡市中央区天神4丁目、波多江淳治社長)は4月1日付で、九州農産物通商に社名を変更した。
 設立当初から「あまおう」をはじめとする県産農産物を中心に輸出事業を展開してきたが、年々取扱品目や産地が拡大。すでに九州では大分、熊本、宮崎、鹿児島県で取引実績があり、今後さらに九州各県を中心とした他県と連携を強化し、取扱量の拡大・安定化を図る。輸出額は14年度実績で4億6955万円、18年度に8億円を目指す。波多江社長は「海外からの多様なニーズに応えていくには他県との連携が欠かせない。九州から全国に連携を広げ、提案できるメニューを増やすことで輸出拡大につなげたい。全体を拡大する中で、県産物の販路も広げていきたい」と話している。
 同社は2008年12月にJA福岡中央会と福岡県が発起人となって設立。県や県内のJA、地場企業など35団体が出資している。資本金は8955万円。15年度の売上高は4億7000万円の見込み。従業員は8人。