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九州豪雨の復旧・復興対策へ、688億円 福岡県


道路河川復旧等に補正予算を編成

福岡県は8月22日、九州北部豪雨被災地の復旧・復興対策などに充てる総額約688億円の補正予算を編成した。

総額687億9600万円のうち、643億1000万円を豪雨災害の復旧・復興対策へ割り振る。中でも、被災した道路や河川、施設などへの復旧には約448億円、砂防ダムや治山施設など災害再発防止策に約136億円を充てる。また、仮設住宅の整備費用に約11億円、被災者の生活支援に約11億円を投じ、要介護・要支援の高齢者に旅館・ホテルを無償で提供する新規事業も手掛ける。さらに農林水産業者の事業継続支援に約12億円、被災地関連の旅行商品の料金を1人2000円〜3000円補助する「ふくおか応援割」を約1億円を投じて創設する。

また、復旧・復興対策費費とは別枠の通常分の予算でも、緊急輸送道路の整備(約21億円)、港湾の老朽化対策・高潮対策(約4億円)、災害対策本部の強化費用(約64億円)など、防災・減災関連に予算を割いた。予算案は9月の県議会で提案する。

2017年9月5日発行