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九州経済産業局の「連携事業継続力強化計画」認定 丸信などの9社


週刊経済2023年2月14日発行

9社連携で災害時の相互協力体制

食品向け包装資材の販売、シール・パッケージ印刷の㈱丸信(久留米市山川市ノ上町、平木洋二社長)などの9社は12月2日付で、九州経済産業局の「連携事業継続力強化計画」に認定された。
複数事業者が連携して災害時の相互協力体制を計画するもので、認定の内容は「サプライチェーンにおける垂直的な連携」。連携企業は同社を含め、㈱清水盛光堂(名古屋市西区)、㈲はし萬商店(大分県日田市)、松栄美術印刷㈱(大阪市北区)、㈲丸洋商会(佐賀県唐津市)、兼貞物産㈱(久留米市)、兼貞シーケン㈱(久留米市)、八女紙工㈲(八女市)、㈱モリサキ(久留米市)の9社。「事業継続力強化計画」は、主に中小企業や小規模企業向けの防災・減災の事前対策計画で、災害時の危機対応力を高めるほか、自社の経営資源に対するさまざまなリスクを抽出し対策を検討するもので、事業継続力強化計画の認定を受けた企業は、「補助金(ものづくり補助金など)の優先採択」や「低利融資」などが受けられる。1社で認定される単独版と複数企業で認定される連携版があり、同社は2021年2月に単独版の「事業継続力強化計画」にも認定されている。
同社では「自然災害等が発生した場合においても、当社をトップとするサプライチェーンが機能するよう、包装資材の供給を安定的に継続するためのサプライチェーンを構成する各企業が一体となって事業継続力強化に取り組んでいく」と話している。